名門中の名門!あまりにも名高いヨハニスベルクのシュペートレーゼ
2014年
ラインガウ産“シュロス・ヨハニスベルガー”畑
Schloss Johannisberg − シュロス・ヨハニスベルク醸造所(VDP加盟)
リースリング種 750ml アルコール度数7%
『ラインガウの名門』というのに留まらず、ドイツワイン好きなら誰もが知っているシュロス・ヨハニスベルク。シュロスとはドイツ語で『お城』を意味します。昔からの伝統を守り、醸造しているワイナリーで、1100年頃ベネディクト派の修道院が建てられたのがこの土地のブドウ栽培の始まりです。
この地はなんと言っても、シュペートレーゼの発祥地。1775年、ブドウの摘み取り開始を伝える伝令が遅れ、結果、シュペートレーゼ(遅摘み)という手法が生まれたのがこちらの土地なのです。今ではドイツワインには欠かせない手法の一つ。こちらはまさに伝統のシュペートレーゼ、大本命の1本をご案内致します。
熟した果物を思わせるふくよかな香り。濃厚でありながら抑制の効いた甘さ、角の取れたさわやかな酸味がリースリングの奥深い味をうまく引き立てています。
熟した果実のもたらすコクのある凝縮感、上品かつ気品ある甘さと、歴史ある畑の生み出すミネラル感と酸味、ビター感は黄金比のごとく素晴らしいバランスです。今後まだまだ熟成が楽しみな1本。数年後さらに熟成を重ねて味わい深さが増すことは有無を言わさず、ワインからも伝わってきます。
シュペートレーゼ発祥の地としても名高い名門醸造所が紡ぎだす、華と実を備えた甘口ワイン。まさに伝統を担うリースリング・シュペートレーゼです。